初心者の50代・60代女性がゴルフを始める方法!クラブの選び方やスイングについて
かつて、ゴルフといえば中高年男性の趣味というイメージがありましたが、現在では性別や世代に関係なく幅広い層に親しまれるようになりました。
実際に検索エンジンで「ゴルフ」と検索してみると、「初心者」や「女性(レディース)」といったキーワードが関連ワードとして候補に上がってきます。
しかし、ゴルフに興味はあっても、女性が一から趣味として始めるにはハードルが高く、抵抗を感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、50代・60代の女性がゴルフを始める と仮定した上で、何から準備をすれば良いのか詳しく解説します。
Contents
50代・60代の女性のゴルフクラブの選び方
ゴルフを始めるにあたって、まず必要なのがゴルフクラブです。
スポーツ中継などを見ていると、プロのゴルファーは場面に応じてさまざまなゴルフクラブを使い分けています。
ゴルフクラブは大きく分けると以下の6種類が存在し、それぞれ特性も異なります。
ゴルフクラブの種類
ドライバー
1打目のティーショットで使用するクラブで、ボールを遠くまで飛ばすことができます。ヘッド部分が大きく、柄の部分も長い特徴があります。
フェアウェイウッド
ドライバーよりもヘッドが小柄な特徴がありますが、1打目以降の飛距離を稼ぎたい場合に重宝します。
ユーティリティ
重さと長さのバランスが取れたクラブで、さまざまな場面で活躍します。150ヤード以上の中距離にはユーティリティが適しているでしょう。
アイアン
アイアンは飛距離に応じてさまざまな種類がありますが、主に短距離から中距離用のクラブとして使用されます。
ウェッジ
グリーンへのアプローチなど、アイアンよりもさらに短い距離に適したクラブです。なお、ウェッジのなかにはバンカーに特化したサンドウェッジもあります。
パター
”パターゴルフ”でもおなじみですが、グリーンにボールが乗ったあと、カップに入れる際に使用するクラブです。
最適なゴルフクラブを選ぶ上手なポイント
上記では、ゴルフクラブの種類をご紹介しましたが、では初心者の50代・60代の女性はどのようなゴルフクラブを選べばよいのでしょうか?
ここではこれからゴルフを始めようと考えている50代・60代の女性に知ってほしいゴルフクラブを選ぶポイントをご紹介します。
レディース専用のクラブを選ぶ
ゴルフクラブにはメンズ用クラブとレディース用クラブに分かれています。
女性用クラブは男性用と比べると、軽い・振りやすいといった特徴があります。
また、長さにおいても男性用に比べて数インチ短い作りになっており、「ヘッド」と「グリップ」の間にある「シャフト」と呼ばれる棒状のものが柔らかいので、体力や身体に不安のある方でも爽快なフルスイングでゴルフを楽しむことができます。
ですので、これからゴルフを始める女性は必ずレディース専用のクラブを選んでください。
中古のクラブでも十分
せっかくゴルフを始めるんだったら新品のゴルフクラブを買ったほうがいいと考えている方もいらっしゃるかと思いますが、初心者の場合は中古のゴルフクラブでも十分です。
ゴルフクラブの値段はメーカーによって様々ですが、数万円から数十万円ほどのお金がかかります。
初心者の場合は、まずゴルフのスイングの覚えてからゴルフの型を覚えることが大事です。
ですので、最初に購入するゴルフクラブは高価な新品のものである必要はなく、中古のゴルフクラブで気軽に始めてみましょう。
中古のゴルフクラブは、新品と比べると安価で購入できますし、種類も豊富に揃っているので、あとは自分自身の好みに合わせた色やデザインで選びましょう。
握力や力が男性ほどない、初心者におすすめのゴルフクラブセット
これからゴルフを始める初心者の場合は、上記で紹介した複数のクラブがセットになった商品を購入するのがおすすめです。
ただし、ゴルフクラブのセットにはフルセットとハーフセットがあり、50代・60代の初心者女性ゴルファーがフルセットを使いこなすのは簡単ではありません。
ハーフセットでも十分ゴルフを楽しめるほか、コストも節約できます。
また、フルセットに比べるとハーフセットのほうが軽量で持ち運びもしやすいメリットがあります。
そのため、50代・60代の初心者女性の場合はまずゴルフクラブのハーフセットを購入し、その後その後レベルに応じて必要なクラブを買い足していくことがおすすめです。
ゴルフショップには様々なたくさんの種類のゴルフクラブがあります。
初心者向けから上級者向けまで、いろいろなスペックがあり、迷ってしまうかもしれませんが、最初はレディース向けの比較的軽いクラブを選ばれると良いでしょう。
(クラブのメンズとレディースの違いは、一般的にレディースクラブの方が比較的軽く、軟らかく、やや短くなっています。)
よくわからない場合は、ゴルフスクールのインストラクターに相談するのもよいでしょう。(弊社:東京インドアゴルフでも、生徒様からよく相談を受けています。)
スイングを作っていきながら、上達に合わせてクラブも買い替えていくのがおすすめです。
ゴルフクラブ以外には何が必要?
ゴルフクラブは必ずしも購入する必要はなく、レンタルするという方法もあります。
しかし、クラブ以外にも必要なものは存在し、ラウンドに出るまでに最低限揃えておかなければなりません。
どのような道具を買い揃える必要があるのか、今回は4つの例を紹介します。
ゴルフウェア
ゴルフ場へ入場またはプレーするには服装の規定があります。
たとえば、ジャージやデニムなどの服装はNGとなっており、ゴルフウェアを着用しなければラウンドでプレーすることはできません。
ゴルフウェアを持っていない場合には、襟付きのポロシャツとチノパンでも代用が可能です。
なお、入場時にはジャケットの着用が規定されているゴルフ場もあるため、事前に確認しておきましょう。
ゴルフシューズ
ゴルフシューズは5,000円程度で購入できるものも多いため、一足用意しておくと良いでしょう。
レンタルサービスを提供しているゴルフ場もありますが、靴のサイズや形が自分の足と合っていないと、靴擦れを起こすこともあるため、できるだけ自分専用のシューズを用意しておくのがおすすめです。
グローブ
手袋をすることで、ボールを打った際にクラブが手から抜けるのを予防できるほか、摩擦によって手の皮がむけるのを予防することもできます。
安価なものでは1,000円程度で購入できるため、ぜひ揃えておきましょう。
ゴルフボール
初心者の場合、予想しない方向へボールが飛んでいき見失ってしまうこともあります。
そのため、ボールは多めに用意しておきましょう。
ボールもメンズやレディースなど、たくさんの種類があります。
最初は、レディース用であまり高価でないもので十分でしょう。
まずはゴルフスイングの基礎を学ぼう
ゴルフを楽しむためには、いかに短期間で効率よく上達できるかがカギを握っているといっても過言ではありません。
そのためにも、まずはスイングの基礎を学ぶ必要があります。
前傾姿勢の作り方
クラブを構える際には、肩幅程度足を開き、ボールに対して前傾姿勢をとることが基本となります。
このとき重要なのは、足を開いた際の中央部分にボールがくるようにすること。
ボールの位置に両足を閉じた状態で立ち、右→左または左→右の順番で同じくらいの幅で足を開きましょう。
前傾姿勢を作る際には、背筋を伸ばした状態で膝を軽く曲げ、背中を丸めずに腰を起点として前方に25〜30度程度傾けることをイメージしてください。
クラブの握り方
前傾姿勢を作ったら、両腕をだらんと下に垂らしてみましょう。
右利きの場合、その状態で左手→右手の順番でクラブを握ります。
クラブを握ったとき、身体の中心にクラブがくるようにしましょう。
真正面から見た場合、クラブを握った姿勢(左右の腕)が二等辺三角形になる状態が理想的です。
なお、クラブを握る際には、左手の(親指がグリップの真上にくるように固定し、←トル)親指を右手の手で包み込むように握ります。
スイングのしかた
ゴルフクラブのスイングは、主にテークバック→ダウンスイング→インパクトという流れでボールを飛ばします。
テークバックとは、クラブを振り上げる際の動作のことで、バックスイングともよばれます。
テークバックで重要なのは、腕や手首ではなく、上半身全体を回転させることです。
クラブを握る際につくった二等辺三角形の姿勢をそのまま維持し後方に振り上げ、右腕上腕部と地面の角度が平行になったポイントがトップ位置となります。
トップ位置までテークバックができたら、あとはクラブを振り下ろすダウンスイングに移行します。
ダウンスイングも腕や手首の力で振るのではなく、体幹を使って回転させることが重要です。
このときも二等辺三角形の姿勢はそのままで、テークバックの際に移動させた左膝を元の位置に戻すようなイメージで動かすと良いでしょう。
クラブを振り下ろした後はボールへ当てるインパクトに移行しますが、初心者の場合、うまくクラブをボールに当てられず空振りしてしまうこともあります。
インパクトで重要なポイントは、インパクトの瞬間までボールから目を離すことなく、よく見ておくことです。
このように、ゴルフレッスン系の記事でも勉強や参考にはなりますが、一度変な癖や自己流の型がついてしまうと修正するのに時間がかかります。
正しくて美しいスウィングを身につけたい方はレッスンやスクールに行かれる事をおすすめします。
筋力がなくてもヘッドスピードや飛距離を伸ばすために重要なこと
これからゴルフを始めようと考えている女性の場合、体力や筋力に自信がなく躊躇してしまうことも多いものです。
とくに50代ともなると加齢とともに徐々に体力が衰え始める年齢でもあり、ゴルフを十分楽しめないのではないか、と不安に感じる方も多いでしょう。
しかし、ゴルフは年齢を重ねてからでも十分楽しめるスポーツであり、筋力に頼らずとも飛距離を伸ばすことは十分可能です。
どのようなポイントに注意すべきなのか、初心者が飛距離を伸ばすためのコツを2つ紹介しましょう。
基本のスイングをマスターする
ボールの飛距離を伸ばすためには、必ずしも激しい筋力トレーニングが必要とは限りません。
上記で紹介したスイングの基本にもあるように、テークバックから遠心力を使ってダウンスイングをすることが重要です。
正しい姿勢で構え、ゴルフクラブのヘッドの重さと体幹を使った回転を活かすことで、腕や手首の筋力が弱い女性であっても十分飛距離を伸ばすことは可能です。
ゴルフの上達は正しい姿勢とスイングにかかっているといっても過言ではなく、地道な基礎練習の反復が何よりも重要です。
ゴルフ場やゴルフスクールに行けない日であっても、プロゴルファーがプレーしている姿や練習用教材のDVD、動画サイトのコンテンツなどを閲覧しながらイメージトレーニングをすることも、有効といえるでしょう。
そして、早く正しいスウィングをマスターして、コースデビューしたい!飛距離を伸ばしてもっとゴルフを楽しみたい!という方は、継続して通える場所で、相性の良いゴルフインストラクターがいるゴルフレッスン場やゴルフスクールに通って、基礎の基礎から身につけていく事が最短距離になります。
クラブごとの飛距離を把握しておく
ゴルフクラブにはさまざまな種類があることを紹介しましたが、クラブの種類によっても平均飛距離は異なります。
一般的にもっとも飛距離の大きいドライバーの場合、初心者の女性で150ヤード程度先までボールを飛ばすことができます。
また、場面に応じてさまざまな使い分けが可能なユーティリティは、サイズに応じて90〜120ヤード程度の飛距離を実現できるでしょう。
「スイングの姿勢は正しいはずなのに、なかなか飛距離が伸びない」と悩んでいる方は、状況に応じたクラブの使い分けができているかを確認してみることも重要です。
スクールを活用して基礎を学ぼう
ゴルフクラブとゴルフに必要な道具を揃えたら、スクールに通うことをおすすめします。
ゴルフは初心者の場合、なかなか独学で上手くなることが難しいです。
スクールに通えば、インストラクターによる丁寧な指導と無理なく自分のペースに合った内容で、正しいスイングを覚えることができます。
ゴルフというスポーツを楽しむためには、まずゴルフの基本を知ることからです。
また、新しい出会いとして同年代や様々な年代の友達ができることもスクールならではのメリットといえるでしょう。
ゴルフをきっかけに、コミュニケーションが弾めば日常における情報交換や、お互いのゴルフの技術を高め合う頼もしい仲間に出会えるかもしれません。
まとめ
ゴルフは一般的なスポーツと異なり、年齢を重ねてからでも始められる競技のひとつです。
そのため、体力や筋力に自信のない50代以上の女性にとっても健康維持に最適であり、最近では趣味としてゴルフを始める人が増加しています。
ゴルフと聞くと「道具を買い揃えるのにお金がかかるのではないか」、「周りは男性ばかりで女性のゴルファーは浮いた存在にならないか」などの不安を抱くことも多いものです。
しかし、レンタルやハーフセットのゴルフクラブを選ぶことでコストは節約できるほか、年齢や世代を問わずゴルフは広がっているため安心して始められるはずです。
いきなりゴルフ場でコースに出るには難易度も高いため、まずは打ちっぱなしなどに出かけてみて、ゴルフクラブを握ることから始めてみてはいかがでしょうか。
これまで知らなかったゴルフの世界に足を踏み入れることで、新たな趣味や生きがいが見つかるかもしれません。
渋谷や二子玉でゴルフを始められる方は東京インドアゴルフで体験レッスンしてみてください。
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